M4179●江戸和本＞〈増補〉日本年中行事大全 大日本年中行事大全 速水春暁斎

●江戸明治和本●〈増補〉日本年中行事大全［〈増補〉大日本年中行事大全・〈当時増補〉大日本年中行事大全］速水春暁斎 森川保之 菱川清春
【判型】中本6巻3冊。縦186粍。
【作者】速水春暁斎1世(逸見恒章)作。森川保之・菱川清春画。
【年代等】天保3年7月刊。［京都］蓍屋宗八ほか板。
【備考】分類「年中行事」。袋綴じ展開収録（見開き図は再掲）。『〈増補〉日本年中行事大全』は、内裏及び京・大坂を中心に、諸国の年中行事を日付順に集成した書。速水春暁斎1世作・画、文化3年刊『〈諸国図会〉年中行事大成』4巻6冊(大本＊1-6月のみ刊行、以後未刊)の要点を中本仕立てにしたもので、『大成』が1-6月迄で7月以降が未刊に終わったのに対し、『大全』は12月迄を網羅する。また、『大全』は、○の中に山(山城)・内(内裏)・奈(奈良)等の略号で地方を示す。漢字かな交じり。生彩ある挿画多数あり、画題、巻1：升次(北国、元旦に烏の声で豊凶を判ず)、洛南稲荷三ツ峯の注連縄張(土器拾い)、懸想文売、前年嫁を取った家で初春に家内の人の顔に墨を塗る(奥州高館辺)、帳綴じ(帳面屋店頭)、綱曳、巻2：二日灸、出替り、糸桜(洛下五条南、浄土宗新善光寺)、寒食、十三参り(嵯峨法輪寺)、東寺御影供・嶋原花寄せ、普賢象の桜(千本閻魔堂)、巻3：藤の大樹(阿波徳島東、慈福寺)、時鳥、牡丹(洛室町何某所持、「一茎数枝左右へひろこる事二間余り…」)、蛍狩り、照射、まき4：祇園会、富士詣、夕立、大文字送り火、つと入(文月16日、伊勢山田の町)、巻5：相撲、鹿、下鳥羽城南神の祭(9月20日、餅祭)、茸狩、十夜(10月10日、洛東真如堂)、雪見(西尾市立図書館・岩瀬文庫HP参照、一部加筆)。
★原装・題簽付・状態概ね良好。【参考価格（初出品時の相場）：日本の古本屋で、円～125,000円（6冊本）】。
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