【売約済】コルボ／フォーレ：レクイエム

フォーレ
レクイエム 作品48

指揮:ミシェル・コルボ
ベルン交響楽団
アラン・クレマン(ボーイ・ソプラノ)
フィリップ・フッテンローハー(バリトン)
聖ピエール=オ=リアン・ド・ビュール聖歌隊
フィリップ・コルボ(オルガン)
録音:1972年

数多いレクイエムの中でもモーツァルトのレクイエムと並び立つ名曲中の名曲がこのフォーレのレクイエムです。このコルボ盤はクリュイタンス盤と並び人類の宝ともいうべき決定的な評価を得ています。ボーイ・ソプラノを起用したその演奏は、とにかく美しく清浄、この世のものとは思えないほど、純粋無垢で敬虔な音楽です。この曲にハマった方は「自分の葬式ではこの曲を流して欲しい」という方も多いのでは？ コルボは後年再録音もしていますが、演奏の純度ではこれが一番だと思います。

フォーレのレクイエムはモーツアルトのレクイエムと比べると、ずっと慎ましやかで、聴いていて心が穏やかに静かになります。気持ちを落ち着かせたい時にこれを聴くと、すーっと肩から力が抜けていきます。３番の「サンクトゥス」（聖なるかな）と最終曲の「イン・パラディズム」(天国にて）が特にオススメです。「イン・パラディズム」はオルガン演奏から始まって、美しいソプラノが天からの声のように歌いだします。心が休まりまるこの曲は「お葬式のに流す曲」としても最適です。この曲であの世に送られるなら、間違いなく祝福されながら天国に行けるだろうなと思います。コルボの演奏もとても良いです。音楽的にも音響的にも優れた録音です。楽器と歌声のバランスがたいへん素晴らしい。音が上手く編み込まれていきます。そっとあなたの心に寄り添うような演奏です。

とにかく清らかで穏やかで少し物悲しく、究極の休息を教えてくれる音楽。この演奏はその魅力を十二分に引き出している。ソリストたちの歌声もそれぞれ繊細な美しさだし、素朴さと透明感を感じられる合唱も素晴らしい。ピエ・イエズスはやっぱりボーイソプラノでないと。いつまでもエンドレスで聴いていたい…そんな至福の時間のお伴となる永遠の名盤。

国内盤【廃盤】帯無し、盤面傷無し 9

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